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柳川 重信

柳川重信は、江戸後期の1800年代から1830年代にかけて活躍した浮世絵師です。彼は北斎の門人であり、また北斎の長女・お栄(応為)の最初の夫としても知られています。北斎門下の中でも特に実力派として認められ、師の画風を巧みに継承した人物です。
重信の作品の特徴は、北斎譲りの鋭い観察眼と、細部まで揺るぎのない緻密な描写力にあります。特に美人画においては、すらりとした長身で、知性と気品を感じさせる女性像を描き、当時の江戸で高い人気を誇りました。また、読本や草双紙の挿絵、さらには「摺物」において、その繊細な技術を存分に発揮しました。
柳川 重信