ギャラリーそうめい堂は、浜口陽三の作品展を開催いたします。
浜口陽三は、黒の技法と呼ばれるメゾチント技法において、色の版を重ねて表現するカラーメゾチント技法を開発しました。そして、1957年のサンパウロ・ビエンナーレ版画国際部門での最優秀賞受賞をはじめ多くの国際美術展で受賞を重ね、世界を代表する銅版画作家の一人として広く知られるようになりました。
浜口は作品のモチーフとして、さくらんぼ・ぶどう・くるみなどの小さな果物や貝、蝶などの小動物を多く取り上げ、空間を広く取った画面構成で逆に小さな対象物を際立たせる手法を好んで用いました。それらは、漆黒の画面の中からまるで自身が発光しているかのように存在感を示します。黒の閉鎖的な空間の中に浮かび上がるモチーフは、その空間の謎を私達に提示し、途方もない時間を感じさせます。
本展では、見応えのある作品を揃えました。
是非ご高覧ください。
特設サイト
浜口陽三 展
アーティスト
浜口 陽三
会場
ギャラリーそうめい堂
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-8 山田ビル7F
会期
2022年9月17日(土)- 10月1日(土)
11:00 - 18:30
※日・月・祝日 休