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国輝二代 / 渡島州函館着帆

SKU: C12229
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作品
年代: 明治2年
サイズ : 大判3枚続
刷 : 良
保存 : 良
詳細 : 小虫穴 / 北海道の図

ディレクターコメント
国輝二代は豊国三代の門人で、文久頃から国綱二代と称して制作を開始しており、慶応頃に国輝二代と改めたと見られる。国輝となって以降は開化絵を多く描き中でも鉄道絵がかなり多く、蒸気機関車の描写は他の絵師よりもずっと精緻に観察して描いている。幕末から明治初期の開化絵は資料的価値も高い。
新嶋原は明治へ時代がうつるひと前月に現在の中央区に設置された遊郭街。京都の島原遊郭に因んで名付けられた。四方を塀で囲むスタイルは吉原の形式を取り入れたもの。主に築地の外国人居留地の客を見込んで設置された新嶋原であるが、外国人を守る意味で日本人の武器の持ち込みなどを厳しく制限したことや思いのほか外国人の集客が叶わなかったことから、たった3年で新吉原へ移転された。その後跡地は新富町として賑わいを見せた。


Information
Date : 1869
Size : O-ban / Triptych
Impression : Good
Condition : Good
Detail : Small wormholes