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芳年 / 芳年漫画(舌切雀)

SKU: C18173
タグ: 動物  
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作品
年代 : 明治19年
サイズ : 大判2枚続
刷 : 良
保存 : 良
詳細 : シミ / シワ

ディレクターコメント
芳年(天保10-明治25年)は、幕末から明治前期にかけて活動した浮世絵師。
精神を病みながら創作をつづけた芳年の鬼気迫る芳年の情念がこもった究極の美は、世界中で人気が高い。

悪巧みをしていそうな表情の老婆が、体に合わないたいそう大きなつづらを担いでいる。こちらはご存知「舌切雀」の一場面から。
雀を助け、世話していたおじいさんは、些細なことでお婆さんによって舌を切られてしまった雀を心配し、山へ探しに向かう。そこには雀の宿があり、雀はいたずらをして悪かったことを詫び、心配してくれたおじいさんの優しさに感謝した。帰りがけ、そのお礼として大小2種類のつづらから1つを選ぶように言うと、おじいさんは遠慮し、小さい方を選ぶのであった。家に帰るまで開けてはならないと言う雀の言葉も守り家でつづらを開けると、金や銀、サンゴ、宝珠の玉や小判が溢れた。それを見たおばあさんは、大きい方ならばもっとたくさんの宝物が入っているに違いないと雀の元に押しかけ、大きなつづらを強引に持ち帰る。おばあさんが家に着くのも待ちきれず開けてしまうと、魑魅魍魎や虫や蛇が溢れるように現れ、おばあさんは気絶してしまう、という物語だ。擬人化された雀の家族は塩を撒き鼻をつまみ舌を出している。それに対しておばあさんのこの表情。服に施された模様は、桜の花が蜘蛛の巣に引っかかったようなデザインだ。体に刻まれたシワ の割にたくましく握りしめられた手や大きなつづらを運ぶ力強い足元からは、おばあさんの強欲ささえもにじみ出ている。


Information
Date : 1886
Size : O-ban / Diptych
Impression : Good
Condition : Good
Detail : Foxed / Creased